FIELDS OF WORK

現場発提案型開発による差別化商品へのこだわり

開発の仕事

例えば、縫いの品質改善。人手がかかっていた作業の省力化。センサーやアクチュエータの装置で作業のサポートをする脱技能化等、アパレル生産の現場には解決すべき様々な課題があります。ただ単に現場でお客様の声を聞くことに止まらず、現場で体感し問題の本質を掴むことからヤマトミシンの開発は始まります。お客様の現場の困りごとに共感し、開発者自身の経験・知識を活用して最善の解決策を提案する商品を開発することが開発に課せられたミッションです。

世界初を生み出す開発力

工業用ミシンはアパレルのスタイルや素材、生産方式の変化によって進化を続けています。アパレルの進化をリードするお客様が求める商品を開発するため、Yamatoでは、機械・電気・縫製のそれぞれの専門家がチームを組み問題解決に挑みます。

例えば、高機能化に向け進化を続けるスポーツウェア。高いストレッチ性能を持つ新素材を活かしたスポーツウェアの生産現場では、素材の高い伸縮性に追随する伸び性能を持った縫い目が作れず、糸切れ等のトラブルが頻発していました。お客様の困り事を目の当たりにし、開発チームは今までになく伸縮性のある縫い目を作り出す新ミシンの開発に取り組みました。その結果、従来非伸縮時の150%程度が限界だった縫い目の伸縮度を、300%近くまで引き上げる ”Active Thread Control” 技術を開発することに成功。この新技術を活用した工業用ミシンは、今日オリンピックの競技用ユニフォームやメジャーリーガーが着用するコンプレッションアンダーウェア等に幅広く使われています。

問題解決の為、開発チームは各自のノウハウと知恵で難問に取り組みますが、時として解決策が見つからず悩むこともあります。そんな時に後押しとなるのは、現場でしか感じることの出来ないYamatoに対するお客様の期待です。お客様の期待に応えたいという情熱が、Yamatoの世界初を生み出す開発力を支えています。

最新技術に支えられた工業用ミシン

工業用ミシンは、さまざまな要素技術で成り立っています。ヤマトミシンは工業用ミシンメーカーとして創業し90年。ミクロンレベルの高精度加工技術・生地や糸をコントロールする電気制御技術。超高速回転を実現する表面処理技術。油漏れを防止するシーリング技術等、最新技術を随時取り入れ、Made in Japanの品質と精密機械としての性能を維持してきました。
近年は、針と糸で生地をつなぐのがミシンという常識を覆す、独自の技術を用いて生地を接着する新商品の開発も行っています。固定概念にとらわれず、新しい知識・技術を取り込む姿勢が開発チームの強みだと考えます。

自分の商品を創り出す魅力

Yamatoの開発は企画から製品化まで商品に対して幅広く関わりを持ちます。製品を開発するための探究心と製品を実現するための行動力が、世界初の商品を生み出すことにつながります。技術的課題を試行錯誤しながら解決し、お客様に喜んで頂ける自分の商品を育て上げる。そこから生まれるお客様の笑顔は、開発者にとってかけがえのない財産です。

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