AZF8000SD-8 & AZF8500SD-8 クラス
テープ・空環切り工程の省力化
難工程の脱技能化・品質と生産性の向上
TC/CH20
段縫い外れ防止装置, 裾引き ⇆ 地縫い 糸調子 (テンション) 切り替え装置付き
オーバーロックの裾引きの際に、段縫い外れを防止する生地ガイドセットです。
通常、裾引き工程ではサイドシームの段部が定規を通過するときに生地が逃げて縫い外れの原因となっています。
この装置の一部である高感度のプローブがサイドシームの段部を確実に検知し、自動的に定規を右にスライドさせて縫い外れを防止します。
そして針数カウンタにより前もってセットされた針数をカウントし終わると、自動的に定規が元の位置に戻ります。
TCレバーにワンタッチするだけで、裾引き縫い調子でも地縫い調子でも、アプリケーションに応じて、糸のテンションを直ちに変えることができます。
TG3
上ギャザ取り装置
従来の下送りミシンでは下生地にギャザを取るため、その入り具合がオペレーターに見えず、縫いづらい作業でした。
上下差動送りミシンでは上送り歯の差動量を大きくすることにより上生地にギャザを取ることができるため、大変縫い易くスピードを落とさずに美しく縫い上げることができます。
SG
断続・連続ギャザ取り切り替え装置
TG (上ギャザ取り装置) を備えたAZFシリーズのミシンでの断続ギャザ取りに用います。
ギャザ取りの量に応じて適当な位置にストッパーをセットできます。
ほつれ防止・バックタック・コンデンスステッチ
ABT20
エアー式自動返し縫い装置 空環直球方式
バックタック (返し縫い) 工程を完全自動化。欠品率の低減・時間短縮・疲労軽減・生産性アップに貢献します。
ABT-20 装置により、オペレーターは通常のオーバーロック作業と同様に操作するだけで確実なバックタック工程が行えます。
従来のバックタック装置では、縫い終わりで空環を手前に回しメスでカットし保持しなければならず、しかも縫込みの空環の長さが調整できないなど数々の問題点が残されていました。
Yamato ABT-20 自動バックタッカーでは、縫い終わりでのミシンの停止から空環のカット・エアノズルによる空環の保持に至るまで全て自動。オペレーターは通常のオーバーロック作業と同様に操作するだけで確実なバックタック工程が行えます。
さらに、従来に比べオペレーターの視野が広がり、ハンドリングも容易で疲労も軽減されます。
適用機種
AZ8003, AZ8020, AZ8123SD-8 オーバーロックミシン
BT43
バックタック装置 糸緩め装置付き
各種ニットウェア縫製に適したバックタック装置です!!
光電制御の生地検知に連動した針板の移動式中爪と糸緩めにより、美しく耐久性のあるシームと、バックタックに適した伸びのあるソフトチェーンの空環を実現。
従来より針落ちからメスの噛み合わせまでの距離 (A) が 約20mm短くなったため、シームに吸い込まれる空環の長さが短くなり、縫い長さが短い工程にも使用可能です。
B3
簡易バックタック装置
手動で返された空環をカットし、保持するバックタック装置です。
テープ・空環切り工程の省力化
K1
自動空環切り装置 (横型)
縫い始めと縫い終わりの空環を吸い込み自動的に空環をカットします。
この横型の自動空環切り装置は、安全縫いミシンや偏平縫いミシンと組み合わせて使用することを想定しています。
この装置を使用するには、別売の集塵装置等が必要です。
K2
自動空環切り装置 (縦型)
縫い始めと縫い終わりの空環を吸い込み自動的に空環をカットします。
この縦型の自動空環切り装置は、オーバーロックミシンと組み合わせて使用することを想定しています。
この装置を使用するには、別売の集塵装置等が必要です。
MT22
電磁式空環・テープ切り装置
ソレノイドを応用して、補強テープ、パイピングテープ、太糸の空環等をカットします。縫い終わりに軽く、フィンガースイッチにタッチするだけでテープなどが綺麗にカットでき、生産能率は著しく向上します。
PT2
エアー式 空環・テープ切り装置
補強テープ、パイピングテープ、太糸の空環等をカットします。縫い終わりに軽く、フィンガースイッチにタッチするだけでテープなどが綺麗にカットでき、生産能率は著しく向上します。
エアー駆動式。
対応機種: AZR8920
MU44 & MU45
MT44 自動前後空環切り装置 ( 糸緩メ装置なし ) & MU45 自動前後空環切り装置 ( 糸緩メ装置付き )
縫い始め、縫い終わりの空環またはテープを自動的にカットする装置です。MU45には更に針糸緩め装置がついており、非常にソフトな空環を作り出し、縫い始め、縫い終わりの空環をカットしやすくすると同時に、特に縫い終わりの空環の解けを防止する効果があります。
動作機序
- オペレータは、生地をセットしてペダルを踏むだけで自動的に MU 装置が働いて縫い始め、縫い終わりの空環が切られます。
- 光電センサにより生地の前端及び後端を検知して空環を自動的に切った後、切った空環を吸い込みますので作 業効率を向上する事ができます。
- 前端と後端の空環の長さを操作パネルの設定により任意の長さに調節する事ができます。
- 縫製中は、不必要なエアの消費を防ぐと共に誤って手動スイッチを押した場合でもカッタ装置が作動しない設計になっています。
- 縫製中は美しい縫目となり、空環はソフトチェインになる糸緩め装置を備えています (MU45 のみ )。
※ この装置には、切られた空環を吸い取るためのコンプレッサの設備が必要です。
作業性・メンテナンス性の向上
SC18
セルフクリーニング装置
油を吸ったホコリの飛散による汚れを防止
油を吸ったホコリの飛散による汚れを防止するオーバーロックミシン用のセルフクリーニングシステムです。
ミシンに搭載されている冷却ファンの風を利用してホコリを吹き上げ、上ルーパー機構のすぐそばにある開口部よりそのホコリを回収します。
TL1 & TL2
小型スポット照明
糸通しや針の交換、ルーパーのタイミング調整などに便利な縫製箇所を照らすLEDライトです。針落ち部を照らしオペレーターの視界が良くなります。
非常に小さなスペースでオーバーロック / 安全縫い、偏平縫いミシン、フラットシーマーなど種々のミシンに取り付け可能です。
特殊発光ダイオードを採用したランプにより十分な明るさが得られ、しかも熱は一切発生しない安全設計です。ランプの寿命も半永久的です。独立電源ボックスには ON/OFF スイッチとランプの明るさを調整できるボリュームつまみがついています。
TL1: 小型スポット照明 固定タイプ
→ 糸通しに便利です。
TL2: 小型スポット照明 フレキシブルタイプ (ライトの位置が自由に調整可能)
→ 可動式によりタイミング調整などにも便利です。
適用機種: 全機種
電源は100V〜240V。380V地域で使用の場合は欠相にて220Vでご使用ください